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田舎ぐらし
紀の川中流域の南岸から発信します。
2009年3月8日日曜日
西国三十三ヶ所 第三番 粉河寺 初午 護摩供 3月2日
蕗の薹
ああ
凍てつける道ひたすらに登りきし高野結界魂まで冷ゆる
石の道踏めみて進める御廟道大寒の気に魂も凍てつく
昔むかし布団被りて遠吠えの狐の声に身をすくめいし
枯れし木にポップコーンを播く翁忽ちにして梅の花咲く
蕗の薹かなしきまでにほろ苦くふと気にかかる遠住みの子ら
混沌の世界をよそに大昼寝生きのつらさも神にゆだねて
摘むきっかけ失いし小指の爪伸びて今日もはたせずひと日暮れたり
qq
2009年2月13日金曜日
牡丹寺
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蝋梅はなべての枝に黄を灯し遙か山脈白銀に耀る
西行の像を仰ぎて御堂みて妻娘の墓参も小春日ツアー
雪残る西行庵を偲ぶとき妻娘の塔も寒きに震う
西行の身のさすらいも山頭火も共に世の澱清める旅か
訪ねたる季節はずれの牡丹寺ただ一輪の凛と咲き澄む
北欧に生れし楽曲時を越え南に生れし指揮者が統べる
生きているゆらゆら揺れて生きている薄氷張る槽の稚鯉は
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2009年2月8日日曜日
当麻寺の寒牡丹 1月18日撮影
奈良県葛城市 飛鳥時代建立 当麻寺
コンニャく
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コンニャクの窯をしつらえ薪くべる平家の里より嫁ぎ来しひとは
コンニャクの芋を煮立ててすりつぶし固めてゆがき味噌付けて喰う
冬日和もくもくもくと炭に焼く今や農には不要の竹を
鯉沈み動くを止めて冬を耐う心を鬼に餌はやるまい
渋柿は採られぬままに空に熟れ梅の枯れ枝に烏瓜点る
人間は顔向け合いて食すとう猫はおこぼれ欲りて顔見る
nnn
2008年12月9日火曜日
好古園(姫路城脇 08.11.24撮影)
国宝姫路城(08.11.24撮影)
山茶花の白
11月「新緑 」
目くるめく紅葉の海をかき分けて高嶺の道を軽やかにゆく
緞帳の上がるがさまに霧晴れて装う山々喝采を呼ぶ
朝まだき眠けまなこに玄関を開くれば眩し山茶花の白
霧含む冷たき雨に散りいそぐ楓は紅く瀧を装う
白鷺の異名いただくその城は桜紅葉にまことに白き
鴉らは旧主の魂を護るがに天守の空を騒ぎ飛び交う
折りしもの時雨模様をうらむまじ濡れし紅葉こそ美(うま)しきものを
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実宝教雄
紀の川中流域の南側で短歌を詠んだり、写真を撮ったりしています。
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