2016年10月11日火曜日

雑草


天国へいざなう声か鈴虫は闇の時空を独り占めする

ふるさとへ帰らんとして駅に立つ吾のまぼろし昔日となる

じじばばの墓石の前に佇めば我は少年かまどの温もり

家猫は気楽なものよ餌を食い鼠も捕らずまた餌を食う

とき来れば可憐な花を咲かせては雑草と呼ぶなと抗議している

1 件のコメント:

HaraTetsuya さんのコメント...

天国へいざなう声か鈴虫は闇の時空を独り占めする
 (おおらかで、不思議な歌になりました)

ふるさとへ帰らんとして駅に立つ吾のまぼろし昔日となる
 (十年一日のごとし。皆がそう思っているようです)

じじばばの墓石の前に佇めば我は少年かまどの温もり
 (短歌大会に出された佳歌)

家猫は気楽なものよ餌を食い鼠も捕らずまた餌を食う
 (まるで、「吾輩は猫である」の猫です)