2009年4月19日日曜日


歌友 菅原邸の枝垂桜 3月28日

吉野 4月3日

野良猫

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野良猫は如月に死す人間の憎悪を込めし団子を喰らい

「天国で物持てるならパソコン」とサラリーマンの一位の答え

パソコンにこころ疲れて喉渇き立ちし厨に余寒の闇満つ

うなだれて友に遅れて歩む子の通学風景我に重なる

室満たす大音響のハーモニー独りの無聊一人の快楽

幸せはこれから来るか幼らの流す女雛はゆらゆらとゆく

初午の柴燈護摩供に投ぜらる万の願いに我も一願

2009年3月8日日曜日


紀の川市 粉河の雛流し 紀の川の支流中津川にて 3月3日

西国三十三ヶ所 第三番 粉河寺 初午 護摩供 3月2日

蕗の薹

ああ
凍てつける道ひたすらに登りきし高野結界魂まで冷ゆる

石の道踏めみて進める御廟道大寒の気に魂も凍てつく

昔むかし布団被りて遠吠えの狐の声に身をすくめいし

枯れし木にポップコーンを播く翁忽ちにして梅の花咲く

蕗の薹かなしきまでにほろ苦くふと気にかかる遠住みの子ら
    
混沌の世界をよそに大昼寝生きのつらさも神にゆだねて

摘むきっかけ失いし小指の爪伸びて今日もはたせずひと日暮れたり
qq

2009年2月13日金曜日

牡丹寺

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蝋梅はなべての枝に黄を灯し遙か山脈白銀に耀る

西行の像を仰ぎて御堂みて妻娘の墓参も小春日ツアー

雪残る西行庵を偲ぶとき妻娘の塔も寒きに震う

西行の身のさすらいも山頭火も共に世の澱清める旅か

訪ねたる季節はずれの牡丹寺ただ一輪の凛と咲き澄む

北欧に生れし楽曲時を越え南に生れし指揮者が統べる

生きているゆらゆら揺れて生きている薄氷張る槽の稚鯉は
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