2009年3月8日日曜日

蕗の薹

ああ
凍てつける道ひたすらに登りきし高野結界魂まで冷ゆる

石の道踏めみて進める御廟道大寒の気に魂も凍てつく

昔むかし布団被りて遠吠えの狐の声に身をすくめいし

枯れし木にポップコーンを播く翁忽ちにして梅の花咲く

蕗の薹かなしきまでにほろ苦くふと気にかかる遠住みの子ら
    
混沌の世界をよそに大昼寝生きのつらさも神にゆだねて

摘むきっかけ失いし小指の爪伸びて今日もはたせずひと日暮れたり
qq

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

拝啓 実宝教雄さま あなた様しか歌えない貴重な歌を詠まれましたね。
凍てつける道ひたすらに登りきし高野結界魂まで冷ゆる
(高野結界の意味の重く。)
昔むかし布団被りて遠吠えの狐の声に身をすくめいし
(思い出の歌のuniqueで秀歌です。)
蕗の薹かなしきまでにほろ苦くふと気にかかる遠住みの子ら
(なんとも味のある名歌といっても過言ではありません。)    
混沌の世界をよそに大昼寝生きのつらさも神にゆだねて
(神にゆだねて、のあなた様の生き様を見るようです。)
よき住処のよき歌を生ましめていますね。
橋本短歌会は、中村先生の復帰と、大阪、堺、高野山の歌友を交えて意気高く。力作を生んでいます。歌集「紀ノ川」への10首を投稿しました。ご自愛のほど祈ります。/E