2013年3月7日木曜日

御田の舞



かつらぎ町 花園


春を待ちおり


春寒に村を見下ろす山寺の御田の舞にカメラの砲列

汗だくのおとこ踊りに拍手わき御田の舞の面目躍如(花園)

残酷に伐り取り活ける梅の枝花を開かせわれを慰む

集い来て学習するとう老人ら余命を忘れ目を輝かす

日溜りにごろり寝そべる我が猫は毛づくろいして春を待ちおり

2013年2月8日金曜日

しめ縄



庭先にかまどを据えて手作りのこんにゃく炊き上げ年の瀬せまる

手作りのしめ縄習い正月はこれでいこうと裏白つける

正月が来ると覚悟し来年はかっこの中に何書き込まん

鯉狙う青鷺の姿憎らしく石で追いては空しくもあり


枯れ蓮の下に眠れる蓮根の生命力に神秘を見た

2012年12月7日金曜日

高野山

根本大塔への道

生きの証明


目だけでそれとわかるめだかの子動いて生きの証明となる

秋の空見上げ過ぎ来し歳思う悔恨の日々明日は晴れるか

稚鯉たち槽いっぱいに溢れいる捨てられし筈の者どもの群れ

猫黙し寝そべる我の腹に乗り体なめては眠りこけいる

氷雨降り残りのコスモスそぼ濡れてさびしき秋の孤独の極み

2012年10月8日月曜日

高野山青葉祭

時代の装束

虫一匹


庭の草引きぬきおれば唐突に虫一匹が胸に飛び込む

鯉の餌野良猫食べて減っている空腹だろう少しはいいか

蝉の声いつしか止みて虫すだく猛暑の中にも秋は来ている

小さくて朝顔に似た花咲きて小さなかずらも朝露に濡れ

捨ておきぬめだかの曹に稚魚生まれあわてて餌を求めて走る