2009年10月18日日曜日

白昼夢

ああ
唐突に眼前過(よ)ぎる鬼蜻蛉ゆく夏に見る白昼夢かとも

向日葵の畑に秋の気配してプロペラ飛行機低空を飛ぶ

信仰の薄きを君は常いうも彼岸の来れば祖父母を偲ぶ

小鍬持ち土を這うがに耕しし亡母の畑にブルーベリー生る

大合唱ホールいっぱい響動もして「金銀を崇める王は直ちに滅ぶ」と

西洋の神を讃えるオラトリオ仏の国の我も聴き入る

炎天の車道にころがりひからびし狸一匹コスモス前線 
ああ

2009年9月21日月曜日


ガンダム  09/8/26佐藤優氏撮影

青い山脈

00
観たという「青い山脈」筋訊けば「変しい変しい」のみ覚えおり

夕餉どきグラスに満たす焼酎の琥珀色にて倖を呼ぶ

苛立ちを猫の背に向け「いいかげんにしろ」とまたまた悪態をつく

旅だちをせかされ未熟の子燕は小さき羽根ふり落ちて死にたり

夏日降る熊本城に蝉繁くガラシャ武蔵の霊魂燃ゆる

いまはむかし西海道の戦乱と燃ゆる若者白球競う

一株の蓮は池面を占拠してこの世の夏と花咲き誇る
00

2009年8月6日木曜日

日を食べる悪魔

mmm
蓮の葉は雨粒重き銀色に溜めては傾ぎ池へ転がす

母ともに仰ぎし銀河黒々と未知なる世界に慄きしこと

遠き日に煤硝子もて日を食べる悪魔の仕業を仰ぎ見しこと

わが身体引力強く素粒子のあまた集まりメタボの烙印

幼子の重み抱きあげ衰えし我が体力の程合いはかる

食細り「熱中症」との診断に「しっかりせよ」とわが猫叱る

「モチーフはおうちにいるでしょう」と言われ我が猫ながめて指折りて詠む
aaa

2009年7月13日月曜日


友人佐藤優氏の写真

友人佐藤優氏の写真

アラフォー

aaa
わが猫はけだものとして夜を過ごし明けに戻りてわれにすり寄る

三食の菜(さい)にきのうもまた今日も豌豆はいま主食の如し

幼鯉は餌と見紛い我が指をつつきて群れる五月晴れの日

吾が娘いまやアラフォー夜通しの介護のジョブに化粧も落ちて

餌を運ぶツバメをねらう猫叱る「旅立つまでを見守りたまえ」 

新型に間違えられてはかなわぬとただの風邪にも外出ならず

百円のサービス券は期限切れ財布の底より出でし一枚
あああ