2016年3月31日木曜日

寒波くる


如何せん時は止らず元日は後ずさりして遠ざかり行く     

新年に特攻隊を詠う友半年前からためていたとう

これでもかこれでもかとて寒気くるそれでも山茶花紅を誇れり

猪はいつ来るのやら暗闇に目を凝らしても姿は見えず

雪空を仰げば晴れ間見えました電線に鳥二羽おりました

1 件のコメント:

haratetsuya1 さんのコメント...

如何せん時は止らず元日は後ずさりして遠ざかり行く
 (元日を後退りするととらえた作者の感性は見事)

新年に特攻隊を詠う友半年前からためていたとう
 (短歌会での出来事か)

これでもかこれでもかとて寒気くるそれでも山茶花紅を誇れり
 (紅を誇る、が良い)

猪はいつ来るのやら暗闇に目を凝らしても姿は見えず
 (暗闇を恐れる人間。赤外線カメラで撮った猪の光る眼)

雪空を仰げば晴れ間見えました電線に鳥二羽おりました
 (見えました、おりました、の賢治的修辞の見事。さわやかさだけが残る)