2014年10月7日火曜日

星星


星星を見上げしのちに戸を閉ざす睡眠前の慣わしとなり

わが里に命のるつぼ魂をうつ百花の咲きて鳥競い鳴く         

わが猫は夜の異界に消えてゆく帰り来るのは明け方近く

緑濃く鶯の声いつか止む子育てなるか山のどこかで

「新世界」交響楽にアメリカで祖父働きし農場思う

1 件のコメント:

HaraTetsuya1 さんのコメント...

星星を見上げしのちに戸を閉ざす睡眠前の慣わしとなり
 (自己の行動をはっきり言葉にして詠う。さわやかです)

わが里に命のるつぼ魂をうつ百花の咲きて鳥競い鳴く
 (テーマの「田舎ぐらし」に値する、さわやかな歌。「命のるつぼ」が良い)

わが猫は夜の異界に消えてゆく帰り来るのは明け方近く
 (猫の習性を正確に捉え、猫を愛されて)

緑濃く鶯の声いつか止む子育てなるか山のどこかで
 (山河と一体になった住環境。鶯も作者も同じ場で住むことの、近親感)

「新世界」交響楽にアメリカで祖父働きし農場思う
 (「新世界」は、故国チェコを懐かしむ。弦楽四重奏曲「アメリカ」も。おじいさんは渡米されて苦労されましたか。私の遠縁は、今、ルイジアナ州ニューオーリンズに)