2013年11月10日日曜日

処暑


蝉時雨いつの間に止み虫すだく猛暑続くも処暑を感じて

盂蘭盆会魂らは騒ぐ地獄より暑い下界に舞い戻りきて

鉄線の一輪咲きて又一輪酷暑は狂わす二度先の朱

唐突にヒステリックな(もず)の声夏の熱気を切り裂きわたる

孫ら去り寂しかろうと人の言う疲れ果てたと言えずに黙る

1 件のコメント:

HaraTetsuya さんのコメント...

唐突にヒステリックな鴃もずの声夏の熱気を切り裂きわたる
(鵙は短歌、俳句のよき題材になります。そして、この歌も秀歌になって)

孫ら去り寂しかろうと人の言う疲れ果てたと言えずに黙る
 (疲れ果てたと言えずに黙るとは、まさにそのとおり。さぞにぎやかだったことでしょう。我が家も、年の暮から約十日間、てんやわんやに、ほとほと疲れました)