2011年11月29日火曜日

祭り日

「ひこばえ」20号より

捕らわれて脱出叶わぬ蟷螂は虫かごの隅に卵産み付く

我が家にて餅搗きくれるご近所ら独りの身にも明日は祭り日

コスモスにカメラを向けて覗いても知らぬふりしてただ揺れるだけ

七十の手習いの書を披露せば上手上手とみな褒めくるる

夕日浴び光る雲の嶺よぎるのは増えし川鵜の黒き編隊

1 件のコメント:

haratetsuya1 さんのコメント...

捕らわれて脱出叶わぬ蟷螂は虫かごの隅に卵産み付く
 (自然の小さき命にも同情するあなた様の心情は歌を詠む値打ちがあります)

我が家にて餅搗きくれるご近所ら独りの身にも明日は祭り日
 (村落共同体にどっぷりと漬かって、わが身を哀れしむ、返って潔い男らしさを感じます)

コスモスにカメラを向けて覗いても知らぬふりしてただ揺れるだけ
 (カメラの目も確実でしょうが、あなた様の心の目も確実です。私は、人に命名された薔薇のそ知らぬ顔で咲いているのを詠みました)

七十の手習いの書を披露せば上手上手とみな褒めくるる
 (村人の心のあたたかさが浸みて)

夕日浴び光る雲の嶺よぎるのは増えし川鵜の黒き編隊
 (目に見えるような動きのある歌です)
 ご発展を祈ります。/E