2011年2月23日水曜日

奴凧揚ぐ

 
元日を孫と連れ立ち誰も居ぬ広き河原に奴凧揚ぐ

水槽に入れしヒーター壊れいて死にし稚魚らに声にして詫ぶ

悪夢より目覚めし朝に窓を開け雪雲覆う嶺を眺むる

厳冬の高野に登る遍路らの吐く息白く笠に雪乗る

新年の歌会の記念写真には幸せに満つ顔の居並ぶ

1 件のコメント:

haratetsuya44ad さんのコメント...

元日を孫と連れ立ち誰も居ぬ広き河原に奴凧揚ぐ
 (「誰も居ぬ広き河原」がいいですね。そして、子供に混じって、大人が一生懸命凧を揚げる姿が目に浮かびます。はっきりイメージでけることが良き歌の証拠です。)

厳冬の高野に登る遍路らの吐く息白く笠に雪乗る
 (この歌もイメージが浮かんで、たいへん良き歌に仕上がっています。「吐く息白く笠に雪乗る」と一気に言い切って、潔く。)

新年の歌会の記念写真には幸せに満つ顔の居並ぶ
 (歌友のにこにこ顔がイメージされて、喜ばしく。)