2010年9月13日月曜日

たった三日

   
この夏は田舎に来るかと問うメール電波は黙って横浜に飛ぶ 

わが娘たった三日で帰り行く駅の階段孫と手を振り
                                
猛暑避けクーラー室にとじ篭る冬眠ならぬ夏眠と称して

向日葵はみなうなだれて見つめいる地面が雨に濡れるを待ちて

わが国に世界で一の長寿居て国定忠治と同い歳とか
   

1 件のコメント:

haratetsuya1 さんのコメント...

毛の抜けし狸一匹徘徊すわびしき村にも隔てなき春
(良き歌に仕上がりました。「隔てなき春」が良いですね。)

初午の柴燈護摩供に投ぜらる万の願いに我も一願
 (敬虔な田舎人のまじめな思いが伝わってきます。)

蕗の薹かなしきまでにほろ苦くふと気にかかる遠住みの子ら
 (いい歌が続きますね。精神の若い、みずみずしい歌です。青年の歌です。)    

青鷺を連れてわが師は逝き給う奥の高野のさらなる遠(おち)へ
 (象徴的な歌の優れて「さらなるおちへ」がいいですね。)

幼子の重さ抱きあげ衰えし我が体力の程合いはかる
 (自己をいとおしむ心の、悲しく、そしてはかなく。老いの諦めをも表す良き歌です。)

わが娘たった三日で帰り行く駅の階段孫と手を振り
 (素直で、情景をはっきり表す良き歌に感動します。)               良き短歌を示していただき有難うございます。(文字数制限のこれ以上コメントできないのが残念です。)/E