2010年2月28日日曜日

青鷺連れて

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青鷺を連れてわが師は逝き給う奥の高野のさらなる遠(おち)へ

花園という里にはたらき鷺を詠み祈り捧げしあなたは遠きに

わが終の師と決めいしに身罷りて仰げば空に黒き雪雲

これからはいただくは無し山畑の葉張り豊かに重き白菜

母恋の歌との出遭いに縁(えにし)得て師との十年まばたきの間に

在りし日のことの数多は消え行くも脳にとどめん確かな幾つ
 
眺めいる川はいちずに流れゆく新しき水つねに注ぎて
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1 件のコメント:

Hara Tetsuya さんのコメント...

拝啓 挽歌とはいえ、いや、挽歌だからこそすばらしい出来栄えの、しかし、いくら秀歌とはいえ、もうほめてくださる人のいないのは惜しく。
 こちらは、家にこもりきりの、知らなかったとはいえ、今年の年賀状の、いつもは、律儀なご返事をいただいていたのに届かなかったのは、すでに症状が重かったのですね。

 私の愚問にも、いつも美しい文字で、面倒がることなく、丁寧なご返事をいただいて。

 短歌における「の」の使い方など、実践的なご指導をいただいたのを忘れません。
 
 部矢先生は、歌人としては、あるいは、俳人、詩人と申しても過言ではありませんが、肝の太い、元気者でした。

 花園村の村長を勤め、村の土地について、腐心され研究されました。

 そして、回りの短歌同好の志を集めて指導されました。

 こういう方は、これからも、なかなか見当たりません。大切な人をなくされたものです。
 ブログに切望していたあなた様の歌が、このような形で体現されるとは。

 春雨や食われ残りの鴨が啼く   一茶
 (部矢先生は、一茶のような反骨の人でもあったかと。)

 ご自愛のほど祈ります。/E
 Tetsuya Hara