2008年12月9日火曜日

山茶花の白

11月「新緑 」
目くるめく紅葉の海をかき分けて高嶺の道を軽やかにゆく

緞帳の上がるがさまに霧晴れて装う山々喝采を呼ぶ 

朝まだき眠けまなこに玄関を開くれば眩し山茶花の白

霧含む冷たき雨に散りいそぐ楓は紅く瀧を装う

白鷺の異名いただくその城は桜紅葉にまことに白き

鴉らは旧主の魂を護るがに天守の空を騒ぎ飛び交う

折りしもの時雨模様をうらむまじ濡れし紅葉こそ美(うま)しきものを

1 件のコメント:

Unknown さんのコメント...

拝啓 Mr. Jippo Norio ずいぶん頭が回転していますね。というのも私は、少し呆け気味です。
「目くるめく紅葉の海」は上手い表現をされましたね。
「緞帳の上がる」も上手い表現としか言いようがありません。「喝采を呼ぶ。」もいいですね。ちあきなおみの「喝采」を思い浮かべて、ちあきの後年の歌がすばらしく。「定め川」、「矢切の渡し」。
「朝まだき」の、私も椿、山茶花が好きで、鉢の山茶花を植えています。大川栄作の「山茶花の宿」。
「霧含む」の歌の結句「滝を装う」の表現の洒落ていて。
「白鷺の異名」の結句、副詞「まことに」を使うなら、思い切って、「まっこと」とでも面白いのでは。
「旧主の魂を護る」が面白い表現になっていますね。
「うましきものを」は短歌らしい表現ですね。
 姫路は、職場旅行で一、二度訪ねた思い出があります。細君が連れてくれというので、もう一度行く羽目になりそうです。
ご自愛のほど祈ります。/E