秋の気の身に及びきし里山に百舌頻(し)き鳴けりなにを告ぐるか
手に入れし小さき冊子に師の俳句B29を詠いておりぬ
車椅子に今日も来たりてひと時をむらの合切伝えてゆきし
ペガサスのつばさ広げて天かける形の雲の黒くひろごる
壇上に倒れて逝きし歌人(うたびと)は細き身ながら武士の威保(も)ちて
あえぎつつ露踏みのぼる坂道の天に遊べる万の羊ら
暑き秋たちまち黒雲かむさりて雷鳴轟くあすかの棚田
曼殊沙華群れ咲く寺に老婆の手引きて石段登るは嫁か
この朝にたなごの幼魚を貰い受けいそぎ飼い方ウェブで探る
鈴虫もわが一族に迎え入れ産卵の床敷き聴き澄ます
1 件のコメント:
拝啓 実宝 教雄さま 写真は、岸和田のだんじり祭りの、岸和田城内の高校に三年間通っては、数学の教師は、「春の桜」と「秋のだんじり」がなければ、生徒の成績も上がるのだが」と嘆いた思い出。畦に群れ咲く彼岸花の、橋本辺りは、中途半端に都会化して、彼岸花の点在するか、消失してしまったところも。
第一首、鵙の歌の感傷を抑え気味の良き歌に。
第二首、部矢先生の、高野山で発行の俳誌を送ってもらったことがあります。
第四首、ペガサスの歌の田舎ならでは、歌えない歌です。
第五首、先の短歌大会の、選者・竹中良文さんのことは、その場に居合わせた橋本短歌会代表の北村薫さんから、報告されました。
第六首、「万の羊ら」は、羊雲のことでしょうか。着目点のユニークな秀歌ですね.
鵙啼いて身の捨てどころなし 山頭火
ご自愛のほど祈ります。/E
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